観音寺第一高等学校吹奏楽部OB会

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◆活動のあゆみ
 観音寺第一高等学校吹奏楽部 創部50周年記念事業

創部50周年を祝う会 記念式典ごあいさつ

 

観音寺第一高等学校吹奏楽部顧問 古庄孝行

 本日は、私たち観一吹奏楽部創部50周年を祝う会に白川観音寺市長様をはじめ、ご来賓の皆様、歴代顧問の先生方、保護者の皆様、そして、多くのOBの皆様にご参加いただきまして誠に有り難うございます。心よりお礼申し上げます。
 さて、観一ブラスがこれまで歩んできた50年の歳月は、とても深く長く貴重なものであります。これまで、観一ブラスを支えてこられた顧問の先生方やOBの皆様方のご苦労やご努力があってこそ、今の観一ブラスがあるのだと思うと、そのご苦労やご努力の大きさに、敬意の念を感じずにはいられません。
 私自身、この観一ブラスで得たものは大きく、ここにおいでる多くの皆様方同様、観一ブラスが無かったら今の自分はありえなかったことだろうと思います。
 この観一ブラスで私自身が得たものは数知れずとても一言では言い表せませんが、その一つに、心から感動することのすばらしさ、があります。毎日、朝早くから夜遅くまでの激しい練習の後の充実感やさわやかさ、唇が切れて血がにじんでも続けた練習の積み重ねによって生まれた音楽は、人の心を動かし、私たちの気持ちを一つにしました。うれしくて泣いたり、感動のあまり腰が抜けてしばらく立ち上がれなかったり、ただ純粋に音楽に心を奪われ、聴いているうちに、いつのまにか涙がほほを伝う。こんな経験は、観一ブラスで過ごした人たちだけに与えられた、他では味わえない貴重な経験なのではないでしょうか。音楽って本当にいいものですね。
 もう一つ観一ブラスで得た大きなものの一つに人と人とのつながりがあります。つらいとき、苦しいとき、そばに誰かがいてくれる。何の言葉も交わさなくても気持ちが通じ合える。そんな世代を超えたなかまがこの観一ブラスにはいます。安心して自分を信じて歩いていける。つまづいたら誰かが支えてくれる。そんななかまがこの観一ブラスにはいます。声を掛け合って、励ましあって、お互いを認め合って、一緒に歩んで行ける。そんななかまがこの観一ブラスにはいます。
 Once more try againの歌詞にもある、かけがえのないなかま、そんなかけがえのないなかまこそ、観一ブラスで私たちが得ることのできた一番大きな財産であり宝物なのではないかと思います。
 今日は、まさに観一ブラスという堅い絆でつながった人の輪が50年のときを経てより一層その広がりをまし、力強くさらに大きく広がる瞬間を迎えることができたのではないかと思います。顧問としてこの記念すべき瞬間に立ち会うことができ、本当に幸せに思います。
 観一ブラスは、これからも『和をもって貴しとなす』の精神を受け継ぎ、新たな半世紀に向けて旅立ちます。感動する心と、人と人とのつながりを大切にして、観一ブラスの夢を、私たち一人ひとりの夢を叶えるために、また一歩一歩と確実に前を向いて歩み続けたいと思います。
 本日は本当に有り難うございました。
 
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